2016年2月3日水曜日

肌を思いやるということ

 先日、電車の中で耳に入ってきた会話です。

女の子:「安い食器だと何回か洗ってるとすぐに傷がつくよね」
男の子:「そうなんだ~」

女の子:「その傷に汚れがついて、結局処分しちゃった」
男の子:「そうなんだ~」

 一人暮らしをしている大学生、もしくは社会人1年生程の男女の会話でした。
会話は女の子の方がリードしている感じ。
私は心の中で男の子にエールを送っていました。
もっと話さないと女の子が退屈しちゃうから頑張れ!!・・・と。
よくよく耳をすませてみると、男の子の方が声が小さかったようです^^;
さて、その女の子は食器の傷に汚れが溜まるくらい、長い間大切に使ったのでしょうか。
しかし、会話の流れからするとそうでもなさそうでした。
うーん、なんでだろうと考えました。
おそらくですが、洗いが足りなかったとか、水で洗っていたのでは?と予想しました。
そもそも、長い期間使用していない食器に傷がつくことは、普通に使用していた場合それほどあることではないと思います。
もしかしたら、使い方や洗い方が少し乱暴だったのかもしれません。
物理的に、隙間にものが挟まったり蓄積されるのは自然なことです。
それが汚れ等の不要なものだとしたら、キレイに取り去りたくなるもの。
まずは、初めから汚れが溜まる隙間を作らないようにすることが必要でしょう。
この女の子のお話は、食器に傷がついてしまったことが事の始まりです。
どうしてもついてしまった傷があったのなら、傷に蓄積されないようにきちんと汚れを落とす必要がありました。
・・・・・・・と、帰宅しながら電車の中で考えていた、という数日前の出来事です。

 このエピソードを、わたしたちの肌に置き換えてお話することも出来ます。
皆さんは、普段の洗顔をどのように意識していますか?
支度に追われる朝の洗顔、寒い冬の洗顔をおろそかにしてはいないでしょうか。
短時間で済ませようとするあまり、泡立てが十分でなかったり力任せに洗っているかも・・・
そうした毎日のNG行動が、お肌のキメや毛穴に蓄積されているかもしれません(><)

 まず初めに、「冬の洗顔は夏より軽めで良い」と思っている方が多いようです。
確かに、夏と冬ではお肌の状態は違います。
気温や湿度の季節変化によって、肌悩みも変わりますね。
しかし、季節毎に肌機能のズレは出ても、肌の構造が変わるわけではありません。
汗をかく、皮脂を分泌する、新陳代謝を繰り返す。
季節差や個人差はあるものの、お肌は休まず働いています。
ですから、毎日お肌を清潔にすることは基本中の基本です!
また、間違った洗顔の仕方で毛穴を目立たせてしまうことも・・・
ゴシゴシと力を入れて洗ってしまうと、お肌に余計な摩擦がかかってしまいます。
そうすると肌の保護膜を破壊し、自己防衛反応で皮脂腺が発達するのです。
「もっと壁を厚くしなきゃ~」という働き者の肌は、皮脂をたくさんつくって保護膜の壁を強化するように働き出します。
するとどうでしょう。
皮脂が多く分泌されることで毛穴が広がり、毛穴が目立ちます(><)
それだけではなく、傷つけられた保護膜は薄くなり水分が蒸発!
乾燥した肌はターンオーバーが正常に行われず、古い角質が毛穴を塞いでしまいます。
皮脂や角質の溜まった毛穴は、酸化によって黒ずんで見えてしまうのです。
食器の傷に汚れが溜まるように、肌も優しく扱わないと汚れを溜めやすくなります(⁰︻⁰)

 ここで、洗顔のポイントをお伝えしますね!
このポイントを抑えていれば、効率的に洗顔が出来ます(^^)
冬に限らず是非参考にしてみてください♪

  ①しっかりと泡立てる(摩擦軽減)
   泡のクッションを肌と手の平の間に挟むようにして洗う。

  ②お湯の温度(熱いと水分蒸発、冷たいと洗浄不足)
   35、36℃位を目安にする。

  ③洗う順番
   汚れが溜まりやすいTゾーンから洗い、乾燥しやすい目元などは最後に洗う。

 この中でも最も重要なのは、①の泡立てかもしれません。
そして、なかなか出来ていない人が多いようです。
イメージとしては、だいたいレモン1個分の泡の塊をつくります。
フォームタイプであれば、チューブから2㎝程の洗顔料を目安に使用してください。
その泡を転がすようにすると、負担を掛けずに汚れをオフすることが出来ます。
手の平だけでつくるのは意外と難しいので、泡立てネットの使用もオススメ。
固形ソープだったらネットで包みシャカシャカ、フォームだったら2㎝出してシャカシャカ♪
短時間でモコモコのつぶれない泡が完成します(^^)



 
 いかがでしょうか。
ご自身の普段の洗顔風景を思い出してみてください。
ご自身の肌を思いやって洗っていますか?
あなたがどんなに肌を雑にしても、肌は毎日働いてくれます。
せっせと働く肌を、気付かないうちに傷つけているかもしれません。
今一度、お肌に対する行動を見直してみてはいかがでしょうか。
どんな時もお肌を思いやることをお忘れなく!!




 

 
  

 



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